PR

柴田徹士さんの「英文解釈の技術(オンデマンド版)」の仮定法の解説でわからないところがあった

英文解釈
記事内に広告が含まれています。

柴田徹士さんの「英文解釈の技術(オンデマンド版)」を読んでいて、52ページのこちらの英文の解釈がよく理解できませんでした。

London is an enormous city. We should spend the whole day walking and walking and still be in the town.

(E. Marsden)

ロンドンはとても大きい町です。一日中どんどんどんどん歩いてもまだ、町の中を歩いている(町の外へ出られない)くらいです。

書かれた和訳を読んでなるほどとは思ったのですが、2文目の解釈がよくわかりませんでした。

shouldは仮定法で「(…としても)~であろう」の意というのは納得したのですが、「…としても」の意味はand stillの方のandの前までに出ているとなっていました。

つまり、We should spend the whole day walking and walkingの部分が仮定の部分という解釈です。

でも、and stillのandは等位接続詞です。andはshould spend the whole day walking and walkingと(shold) still be in the townという構造を等しく結んでいるはずなので、andの左側の部分だけが仮定の部分であるというのに疑問を持ちました。

そう解釈するよりも、「もしやったとしたら」や「もしやったとしても」という言外の仮定があるとして、「歩きに歩いて丸一日費やすだろうし、それでもまだ町の中にいるだろう」と解釈した方がいいのではと思いました。

We should spend the whole day walking and walking and still be in the town.

↑この文全体を帰結節を考えれば、文法的にも問題ないと思います。

仮定法で、andの左側が仮定を表して、右側が帰結を表すことがあるのかなと思って、辞書や文法書をあたってみましたが、見つけることができませんでした。

本書の訳し方はきれいでさすがだとは思うのですが、なぜその解釈に至ったのかをもう少し掘り下げて書いて欲しかったです。

タイトルとURLをコピーしました