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VOAのインターネットエクスプローラーのサポート終了の記事で出てきたlove to hateの意味がよくわからなかった

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VOA(Voice of America)のインターネットエクスプローラーのサポート終了の記事を読んでいたら、次のような表現が出てきました。

Microsoft will no longer support Internet Explorer, the internet browser that many people loved to hate.

https://learningenglish.voanews.com/a/microsoft-internet-explorer-no-longer-supported/6618819.html

このlove to hateの意味がわかりませんでした。

love to doの形で「~するのが好き」なので、それに当てはめると「嫌うのが好き」という意味になります。嫌うのが好きというのはちょっと意味がわからないので、熟語的な意味があるのかなと判断して、オーレックス、ライトハウス、研究社の英和中辞典、ジーニアス、ジーニアス大英和辞典などで調べたのですが、掲載されていませんでした。

ルミナス英和には載っていた

無料で引けるこちらのルミナス英和にはlove to hateが載っていました。

love to hateで他動詞扱いで、「~を好んで嫌う」とありました。しかし「好んで嫌う」という日本語は意味不明です。好んで嫌うというのがどういう状況なのかまったくイメージできません。せめて例文も掲載されていたらよかったのですが、残念ながら例文の掲載はありませんでした。

とはいえ、ちゃんと辞書の一項目として取り上げているのはすごいことだと思いました。

英辞郎にも載っていた

英辞郎も引いてみたら、英辞郎にもlove to hateが載っていました。
英辞郎では「~の悪口を言いたくなる」「憎らしいけれど好きだ」という意味が掲載されていました。


用例として、He’s the boy you love to hate.(彼は、憎めない子です。)という例文が載っていました。

VOAの記事の文脈を考えると、意味的には英辞郎の「~の悪口を言いたくなる」が当てはまるような気がします。

英辞郎の訳語を見た上でルミナスの「好んで嫌う」をあらためて考えると、嫌うということは悪口を言うということだから「好んで悪口を言う」→「悪口を言う傾向がある」「悪口を言いたくなる」みたいな感じなのかなとも思いました。

ただ、正直、love to hateは日本語に直しづらい表現だなと感じました。

できの悪い子ほどかわいいともいったりするので、インターネットエクスプローラーはそのような存在だったと言いたいのかなと思いました。

記事を読んでいると、ネットスケープナビゲーターという懐かしい単語が出てきました。そういえば僕も昔はネットスケープナビゲーターを使っていました。

それから、インターネットエクスプローラーを使い始めて、グーグルクロームが登場してからはクロームばっかり使っています。インターネットエクスプローラーはEdyをチャージするときだけ使っていました。

話が逸れましたが、文の構造もわかっており、各単語の意味もわかるのに訳すことができない表現に出くわすと、外国語の勉強は奥が深いなと感じます。まあ単純に僕の実力不足が原因ですが…

ある日、ふとlove to hateのことを書いている本や記事を見かけるかもしれないので、頭の隅っこの方に入れておきたいと思います。

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