ラーメンに関するこちらの記事を読んでいたら次のような文がありました。
“A lot of countries around the world have their version of ramen,” he said. “So, I think because of that, it’s a dish that’s easy to understand. It’s a dish that’s easy to get behind.”
「世界の多くの国にはその国独自のラーメンがある。だからそのおかげで、(その国の人にとって)ラーメンは理解しやすい料理だし、支持されやすい料理であると思う」と、彼は言った。
最初、この英文の最後に出てくる「get behind」の意味がわかりませんでした。
辞書で調べると、ジーニアス第6版のbehindの項に
Don’t get [sit] behind the wheel when you drink.
酒を飲んだら車を運転してはいけない
《◆ハンドルの後ろ[運転席]に座ることが車を運転することを意味する.
という記載がありましたが、文脈的に合いません。
研究社新英和中辞典第7版のbehindの項には
I tried to get behind his words
彼の言葉の裏[真意]を探ろうとした.
という記載がありましたが、これも文脈に合いません。
そこで英辞郎第11版で「get behind」で調べたら、「~を後援[支持]する」という意味があることがわかりました。
英辞郎オンラインの無料版でも確認できました。
そのあと、ジーニアス第6版のgetの項に「[get behind O]⦅略式⦆O〈人・物〉を支持[後押し]する.」という記載を見つけました。
behindには「…の後ろに」という意味から発展して「〈人・考えなど〉を支えて, 支持して」という意味もあるようです。get behindもここから「~を後援[支持]する」という意味が出てきたのだと思います。
DUO3.0にも英熟語ターゲット1000にも載ってなかったので、大学入試にはあまり出なさそうですが、知っておいて損はないかなと思いました。