先日、Affinity Storeで525 Mystical Lights – Overlay Collectionを購入しました。
販売ページが日本語だったので、説明書も日本語だと思ったのですが、説明書のpdfは英語でした。
その英語を読んでいたら、ちょっと気になる英文を見つけました。
関係代名詞が先行詞の直後にない英文
In addition to having the overlays as image files, with the version 2 update the Mystical Lights overlays are now also available as Assets (.assets). Assets are an Affinity file format that store design elements which can be accessed from any document you have open in any Affinity app.
(mystical-lights-user-guideより引用)
気になったのは、Assets are から始まる第2文です。関係代名詞 that の先行詞が直前の an Affinity file format ではなくて主語の Assets であることです。
なぜそう言えるかというと、動詞 store の活用が現在形だからです。仮に先行詞が an Affinity file format (単数形)だとしたら、storeの活用は三人称単数現在で、stores にならなければいけません。でも実際は store となっており、s が付いていません。ということは、Assets (複数形)が先行詞でないと、つじつまが合わなくなります。
Assets のあとに関係代名詞を置いてしまうと、頭でっかちになってしまうのでそれを避けたのか、Assets are an Affinity file format は第2文型なので、S(主語)=C(補語)だし、store の活用から先行詞がどれかもわかるのでこのような書き方になったのか、僕にはわかりませんが、興味深い英文だなと思いました。
openが補語で「コンピューターのファイルを開いている」という意味
あと、any document you have open in any Affinity app の部分ですが、この open の品詞は形容詞で補語(C)になっています。この open はコンピューターのファイルを開いているという意味です。
have は第5文型の動詞です。any document と you の間に関係代名詞 that が省略されており、これが have の目的語(O)になっています。
第2文の全体の意味は、「アセットはアフィニティのファイル形式で、デザイン要素を保存しており、(どの)アフィニティのソフトで開いているどのファイルからでも利用することができます」となります。any Affinity appとは、affinity photo、affinity designer、affinity publisherのことを指します。
英文の多読もいいのですが、文法を考えて英文解釈するのも楽しいです。