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葬送のフリーレン 第87話 好意 の感想 魔族の好意はズレている

エーデルがマハトの記憶を読んだのは100年分なので、最後の教会のシーンのマハトは100年前のマハトなのだろう。神父に「悪意」「罪悪感」という感情がわからないことを哀れに思われて、人間のこれらの感情を知りたいと思うようになったのか。

エルフのフリーレンもヒンメルの死をきっかけに人間というものを知りたくなり、今回の旅に出ている。種族が違うものどうしはこんなにもわかりあえないものなのだな。

マハトがこれから先「悪意」「罪悪感」という人間の感情を理解すると、もう人を殺めることはできなくなってしまうということか。これがマハト攻略の鍵ということになるのだろうか。

ただ、マハトを倒しても黄金化の魔法を解除されずに残ってしまう。マハトの記憶の中に女神様の魔法のようなもので、マハト以外でも黄金化を解除できる手段があるのかも気になった。フリーレンたちはマハトが作った黄金を黄金としか認識できていないので、通常魔法で解除するのは難しそう。だとしたら、女神様の魔法ということになるのかな。

時間的に、マハトは100年、魔王の命令で村を滅ぼし、そこで人間の「悪意」「罪悪感」という感情に興味を持った。そして、80年前にヴァイゼの領主グリュック家に仕え、60年前に支配の石環を着けられ、反乱を起こしたことがわかった。

デンケンは78歳で、10数年はマハトから魔法の指導を受けていたことになる。マハトが支配の石環を着けられたという政治的な話も気になるけど、60年前に支配の石環を着けられ際の「ヴァイゼの民(われら)に悪意を持った行いをしてはならない」という命令が気になった。

この命令の文言は誰が考えたのだろう。悪意というフレーズは誰が入れたのだろうか。マハト自身が支配の石環の命令の文言を考えたのではと思った。100年前に人間の「悪意」という感情に興味を持ったけど、20年かけても理解できなくて、おそらく人間を身近に見て知るためにグリュック家に仕えた。それから20年かけてもやはり「悪意」という感情を理解できなくて、支配の石環を着けるにいたったのかなと思った。「悪意」という感情が理解できるなら死んでもいいと考えて。魔族の死生観はわからないけど、人間の死生観とは全然違うと思うので。

マハト編はおもしろいので、いろいろ妄想してしまう。次回も楽しみ。マハトは人類の魔法を使えるレアな魔族ということが明らかになったけど、これは100年前の出来事がきっかけなのだろうか。マハトは侵入者を黄金に変えるのみで、人間を食べたような形跡がない。マハトはもともと人を食べない魔族なのか、それともこれも100年前から人間を食べないようになったのだろうか。これも気になった。

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