OM-D E-M10 MarkIIIは写真の撮影だけでなく動画の撮影も可能です。
フルHDだと60pの動画が撮れますし、4Kだと30pの動画を撮ることができます。
4K動画の撮影には対応したSDカードが必要
普段あまりSDカードの種類を意識することはありませんが、4Kの動画を撮ろうと思ったら、4K撮影に対応したSDカードを使わないと、4Kの動画を撮影することができません。
オリンパスの公式ページにはOM-D E-M10 MarkIIIに対応した動作確認済みのSDカードが紹介されています。
ただ、このページの情報は2017年9月1日時点になっていてちょっと古いです。東芝も今はキオクシアになっているので、この情報は使えません。メーカーもSanDiskと東芝しかなくて、一見他のメーカーのは使えなさそうな気がします。
しかし、ページをよく読むと、このような記述があります。
* 動画撮影には SDスピードクラス10 のカードをご使用ください。
ただし、4K の場合は、UHS-II もしくは UHS-I の UHSスピードクラス3 以上をご使用ください。
つまり、4K動画を撮影する場合はUHS-IIかUHS-IのUHSスピードクラス3以上に対応したものを使えばいいことになります。
UHS-IIのカードは値段が高額なので、僕はUHS-IのUHSスピードクラス3以上のものを探しました。
最初はオリンパスのページに書かれていたSanDiskの64GBの「SDSDXVE-064G-JNJIP」を注文しようと思いました。僕がアマゾンで注文しようとしたときは入荷に時間がかかる状態だったので、TranscendのこちらのSDカードにしました。(その後、プライムデーのセールでSanDiskの64GBも購入しました)
なぜTranscend製にしたかというと、以前からUSBメモリやSDカード、SSDなどでTranscend製をよく使用しており、信頼しているからです。
このTranscendのSDカードもUHS-IのUHSスピードクラス3以上という条件を満たします。値段もSanDiskのものとほぼ同じです。
UHS-IのUHSスピードクラス3以上の見分け方
僕は今回、ミラーレス一眼を購入するまでSDカードにいろいろな規格があることを全然知りませんでした。
UHS-Iの見分け方なのですが、SDカードのラベルのところにローマ数字でIと書かれていればUHS-Iです。IIとなっていればUHS-IIです。
UHSスピードクラスについてはUと書かれている中にある数字で判断します。スピードクラスが3なら、Uの中に3と書かれています。スピードクラスが1なら、Uの中に1と書かれています。4K動画を撮影するなら、UHSスピードクラスが3以上でないといけないので、Uの中に3と書かれているものを選んでください。
今回僕が購入したTranscendのSDカードで問題なく4K動画が撮影できています。
SDカードは探せば安い物が見つかりますが、大切なデータを扱うものなので、Transcend、SanDisk、キオクシアあたりから選んだ方が安心だと思います。
キオクシア製の対応SDカード
キオクシアの対応SDカードを知りたい方はこちらのページをご覧ください。
こちらはE-M10 Mark IVの動作確認済みSDカード一覧のページになっています。
E-M10 Mark IVはE-M10 Mark IIIの後継機種で、動作するSDカードの条件は同じです。こちらのページは2020年8月25日に更新されているので、情報がより新しく、東芝ではなくキオクシアになっています。
オリンパスのOM-D、PENの動作確認済み各種記録メディア
オリンパスのOM-DシリーズやPENシリーズの動作確認済み各種記録メディア(SD/SDHC/SDXCメモリーカード)についてはこちらのページにまとめられています。
写真を撮るだけならSDカードの質にはそれほどこだわらなくてもいいのですが、動画を撮影する人は事前に対応するSDカードを確認しておいた方が安心です。