Affinityシリーズで使える縦書きのフォントがあることを知った
こちらの「これで完璧!Affinity PHOTO2(Mac&Windows版)」というkindle本を読んでいたら、Affinityシリーズで使える縦書きのフォントがあることを知りました。(ちなみにこの書籍はkindle unlimitedで読めます)
この縦書きフォントはスタジオスズメさんというところで作られており、詳しくはこちらのサイトに書かれています。
明朝体、ゴシック体、ドットゴシックなど17種類が展開されています。はこべら明朝、おおばこMゴシック、つゆくさ明朝B1など、野草の名前がついた特徴的な名前のフォントがたくさんあります。ありがたいことに、boothで無料でダウンロードできます。
フォントの導入方法
えのころ明朝を例に説明します。
フォルダをダウンロードして解凍すると、「EnokoroSerif-1.2.5」という名前のフォルダができます。それを開くと、中が以下の画像のようになっています。「EnokoroSerif」という名前のフォルダはえのころ明朝の横書きのフォントで、「EnokoroSerif-vert」というのが縦書きフォントです。vertというのはvertical(垂直の)という意味の英語の略語だと思います。

両方のフォルダを開いて、中にある拡張子otfのファイルをダブルクリックして、フォントをインストールしていきます。「EnokoroSerif」「EnokoroSerif-vert」それぞれに7個ずつotfファイルがあるので、それらを全部ダブルクリックしてインストールしていきます。それぞれ7個あるのはフォントの字の太さが7種類ずつあるということです。



Affinity photo2 での使い方
ここではAffinity photo2で説明します。
まず文字を入力します。今回は「謹賀新年」と入力します。デフォルトではフォントは「Arial」に設定されていると思います。

次にフォントの一覧から「えのころ明朝 vert」を選択します。

すると、このように横倒しになります。

そして、赤丸で囲んだ部分をマウスでドラッグして、時計回りに90度回転させると、このように縦書きの状態になります。

縦書きができると、表現の幅が広がります。特に年賀状で重宝すると思います。Affinity photoだけでなく、Affinity designerやAffinity publisherでも使えます。ありがたいことにboothから無料でダウンロードでできるので興味のある人は是非ためしてみてください。