右京と薫の相棒が復活したのは素直にうれしかった。
ただ、話の内容がちょっと不満だった。
薫が受け取ったアイシャを殺さなければ飛行機を爆破するというメールだけど、文面が明らかにぎこちない日本語(英語から翻訳されたもの)だったのに、薫はどうしてこのメールに信憑性があると考えたのだろう。
普通に考えたら開いた瞬間に削除しそうな感じだけど。
しかも文面には「あなたは親愛な人を救うときは、あなたはアイシャを殺さなければなりません」と書かれている。美和子という具体名が書かれていない点もかなりおかしい。
このメールの文面には相手をだまそうという意図があまりないような気がした。本当に相手をだまそうとするならもっと具体的な表現をすると思う。
全く同じ文面のメールを受け取った何人かの一人が実際にアイシャを殺害しようとしたことにも驚いた。
文面を読む限り、明らかにいたずらの可能性が高いのに、どうしてこの1通のメールだけで相手を殺害しようと思ってしまったのだろうか。
メールを受け取った人たちが、飛行機に乗っている夫やフィアンセなどに連絡した形跡がないのも気になった。唯一薫だけが美和子にメッセージの返信をしている。(まあこれも美和子に返信をせかされてのことだけど)
たとえ迷惑メールだとしても、気持ち悪いから相手に安否の連絡くらいは入れると思ったのに、どうして薫以外の人物は飛行機に搭乗している相手に連絡しなかったのだろうか。
ちむどんどんを見た影響で、脚本を細かく見る癖がついてしまった。
相棒の脚本はしっかりしているので、僕が感じた疑問もきれいに解決されると思う。
どういう手段で薫が警視庁に復帰するのかも楽しみ。