大里が優子の姉の遺品のかんざしを持って優子の家にやってきた。大里が優子に優子の姉の最期を看取った状況を話した。
でもどうして、今頃大里は沖縄にやってきたのだろう。優子のことをずっと探していたけど、今まで見つからなかったというわけではなかったのでかなりもやもやした。優子の姉に水をあげることができなかった後悔が沖縄へ足を遠ざける原因だったのだろうか。
妻の遺品の整理をしていたら、優子の姉の遺品であるジーファー(かんざし)が出てきたということもひっかかった。今まで大里は優子の姉に託されたことをすっかり忘れていて放置していたということなのだろうか。
優子の姉のことや沖縄戦のことはずっと前にやっているので、そのときにこの話も一緒にやればよかったのにと思った。
昨日の話の流れから全然つながらなくて、唐突感がすごい。戦争の問題は繊細なので、もう少し丁寧につなげてほしかった。大里が優子に語った話は重いけど、戦争の悲惨さがよく伝わるエピソードだった。それだけに、どうしてこのタイミングでという疑問だけが残り、話にあまり入っていけなかった。
部屋の隅に立って大里親子と優子をじっと見ている暢子、良子、歌子、和彦たちにも違和感があった。どうしてこういう演出にしたのだろうか。これもすごく気になってしまった。
賢秀や良子の無駄なエピソードに時間を割きすぎなければよかったのになと今日の唐突な話を見てつくづく思った。
房子はもう帰るようだけど、あれだけにおわせていたまもるちゃんと房子の関係性は明らかにされるのだろうか。