矢作が座り込んでフォンターナ時代を思い起こしているシーンがあった。映像を使えば説得力のあるシーンになるはずのになぜか慌ただしい厨房の音声だけだった。
音声だけだったのは、そもそも矢作が調理しているシーンをほとんど撮影していなかったからなのだろうか。
子供時代の賢秀がレジのお金を盗むエピソードをわざわざ撮っているなら、ちゃんと過去の矢作も撮っておけばよかったのにと思った。奥さんとは同じ職場で働いていたこともあったのだから、そのシーンがあるだけでも全然説得力が違うのになと思った。
智が歌子を応援しているのは、恋愛感情じゃなくて歌子を本当に妹のような存在だと思っているからだと思う。嘘をついて歌子を引っ張り出したのも、単純に歌子のことを応援しているからだと思う。歌子が仮病で智を暢子の披露宴に引っ張り出したのとは全然レベルの違う話。
ギャラをもらっているからプロとしての責任感が芽生えて、物怖じせず歌えるようになる展開だと思っていたけど、全然違った。これから、歌子が覚醒するきっかけになる出来事が生じるのだろうか。
今日は歌子と智のシーンがメインで、矢作の出番が少なかった。明日こそは、しっかりと矢作を掘り下げて欲しい。