A as well as Bは、定番の熟語表現で、「BはもちろんAも」とか「B同様Aも」という意味になります。
熟語の意味しかないと思ってしまっているので、以下のような表現が出てくると、とまどってしまいます。
Twitter has not done as well as some other social media companies in recent years.
https://learningenglish.voanews.com/a/american-businessman-elon-musk-offers-to-buy-twitter/6529557.html
このas well asは、そのままの意味のas well asです。どういうことかというと、as 原級 asの形になっており「同じくらい原級」という意味です。例えば、as fast asだと「同じくらい速く」という意味になります。
このas well asも「同じくらい上手に」とか「同じくらいうまく」という意味になります。
do wellで「うまくいく」という熟語表現があり、これがベースになっています。今回の文では助動詞のhasがついてdoが過去分詞のdoneになっているので、ちょっと気付きにくいです。
また、この文は否定文になっているので、「同じくらいにはうまくいっていない」→「~ほどうまくいっていない」という意味になります。
この文は「ツイッターは近年、他のソーシャルメディアの会社と同じくらいにはうまくいっていない」→「ツイッターは近年、他のソーシャルメディアの会社ほどうまくいっていない」ということになります。
as well asにはA as well as Bの形しかないと思っていたので、as 原級 asというそのままの形で使われることがあるなんて考えもしませんでした。
無料で使えるオンラインのルミナス英和辞典でas well asを調べるとちゃんと記載がありました。
Linda can dance as well as Meg.
リンダはメグと同じくらい上手に踊れる。
辞書にわざわざ記載があることは盲点の表現なのだと思います。